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代表よりごあいさつ

音民(おとびと)ウインドアンサンブルの代表を務めます田邉智之と申します。

私たちは、静岡県静岡市を拠点に活動する市民吹奏楽団です。
2006年12月にわずか2名で結成した、母体となる組織を一切持たない楽団です。

長文になりますが、この楽団に対する想いを記しました。

皆様にご一読いただけますと幸いです。

◆産みの苦労◆

2006年冬、静岡市内の某ファミリーレストランにて中学高校の先輩であるA氏との席。

「あらゆる音楽を楽しめる楽団を作ろう」

そんな軽いノリから音民ウインドアンサンブルが結成されました。

たった2人で結成した楽団の事例など調べても見つからないので、すべてが手探りでの活動でした。

練習場所の確保、団員募集、演奏営業活動など、それはそれは苦難の連続でした。

コンビニやスーパー、ドラッグストアなどに団員募集チラシを掲示していただくお願いをして回りました。

調べうるすべての公共施設に問い合わせをして、管楽器の練習をしても良い施設を探しました。

まだSNSなど普及していない時代でしたので、楽団のホームページも自作しました。

演奏できる編成の曲は市販されていないので、自分たちで耳コピ編曲をしました。

◆一般的な市民吹奏楽の強み◆

音民ウインドアンサンブルの成り立ちは、市民吹奏楽団の成り立ちとしてはかなり異質です。

「〇〇高校の出身者が集まって」や「〇〇先生の教え子が集まって」など、何らかの母体組織があるのが通常です。

それはなぜか?

答えは簡単。ある程度の人数が集まらないと吹奏楽団として活動できないからです。

母体となる組織があるということは、人脈があるということです。

楽団が年月を重ねても、同じような経歴の人たちが集まってくるのです。

団員の集まりやすさは、吹奏楽団にとってとても重要な要素です。

◆吹奏楽の負の側面「派閥問題」◆

一方で、母体組織がある故の弊害もあります。

いわゆる「派閥」が生まれやすいのです。

例えば「○○高校吹奏楽部OBOG楽団」のように、所属できる団員を限定してしまえば大きな問題はありません。

ところが、母体組織がありつつも市民吹奏楽団として活動しているケースでは派閥問題が付き物です。

「〇〇高校出身の団員」と「それ以外の団員」など、何らかの壁が生じやすいのです。

同じ伝統や方向性のもとで活動してきた人たちとそうではない人たちの間では、意見の隔たりがあって当然です。

実際に、派閥問題で分裂した市民吹奏楽団が一定数存在します。

そのような点では、母体組織が無いというのは派閥問題が生じにくいという強みでもあります。

◆苦労は報われる◆

結成して数か月後、ついに初めて団員が入団しました。

練習でお借りできる施設も何とか見つかりました。

いつできるか分からない、初めての演奏会のために練習を重ねました。

月日を重ね、少しづつですが団員も増えてきました。

そしてようやく藤枝市の教会で初めて演奏をさせてもらえることになったのです。

それから10数年が経ち、最盛期だった​2019年には33名の団員が所属する楽団に成長しました。

演奏機会も増え、第8回定期演奏会を開催するに至りました。


◆新型コロナウイルスの脅威◆
しかし2020年2月、世界中を混乱に陥れた新型コロナウイルス感染症により活動休止に追い込まれます。
母体組織の無い吹奏楽団ゆえ、団員の70%が進学や転勤などによる市外出身者で構成されていました。

当時は所属団員の多くが静岡県西部や東部、県外出身者で構成されていたのです。

一般的な市民吹奏楽団としては考えられない、この異質な団員構成であることが私たちをさらなるピンチに陥れます。

リモートワークの普及により、市外出身者の多くは地元に戻ることとなったのです。

団員の大規模な退団という事態により、活動団員数はわずか7人にまで減ってしまいます。


◆いまこそ原点回帰◆
ありがたいことに、活動再開後には数人の新入団員を迎えることができました。

現在は10人ほどの少人数で活動をしています

残念ながら、吹奏楽曲とはとても呼べない状況です。

しかし、こんなことでへこたれている私たちではありません。

「初心を忘れるべからず」

結成当初の苦しい経験を糧に、再び吹奏楽団「音民ウインドアンサンブル」を創り上げるべく、日々精力的に活動をしてまいります。

音民ウインドアンサンブル代表

​田邉 智之

楽団概要

楽 団 名 称

音民ウインドアンサンブル

​(読み:おとびとういんどあんさんぶる)

設立年月日

2006年12月1日

役   員

【代表】田邉智之

【副代表】佐々木創

​【会計】青木秀剛

所属団員数

10名

平 均 年 齢

44.3歳

男 女 比

男7:女3

練 習 拠 点

不二見生涯学習交流館

​蒲原生涯学習交流館

団員数の推移

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沿革

2006年12月

ファミリーレストラン内で吹奏楽団を新設する構想を練り、わずか2人で「音民」を結成する。

2007年1月

興津生涯学習交流館で練習活動を開始する。ウェブサイトとチラシによる団員募集活動も開始する。

2007年2月

結成メンバー以外で最初の団員が入団する。

2007年12月

初の演奏会を静岡県藤枝市の教会にて開催する。

2008年5月

団員数が10名を超える。

2009年7月

​団員同士で互いの演奏を評価しあう場として団内発表会を開催。以後、毎年恒例行事となる。

2010年1月

楽団名称を「音民ウインドアンサンブル」に改める。

2011年4月

団員数が20名を超える。

2011年7月

合宿を開催。以後、毎年恒例行事となる。

​初の主催演奏会「サマーライブ2011」を開催。

2012年9月

​清水文化会館マリナートにて「第1回定期演奏会」を開催。以後、毎年1回の定期演奏会が定着する。

2017年1月

​結成10周年記念パーティーを開催。

2019年4月

団員数が30名を超える。

2020年2月

活動休止前、最後の演奏機会となる「静岡市民大音楽祭」に出演。

直後、新型コロナウイルス感染症蔓延のため、すべての活動を休止する。

2020年4月

新型コロナの状況悪化とリモートワークの普及を受け、県外出身団員の多くが退団することとなる。

2020年10月

わずか7名で活動を再開する。

2022年7月

​活動再開後初となる演奏会「登呂遺跡田園コンサート」に出演。

パート紹介

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Flute

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Trombone

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String Bass

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Trumpet

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Euphonium

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Percussion

エンボス紙
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